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現状維持は?(11~17回目) [剣道]

稽古の参加者は3名、その中には、優れた戦績を持つ先生もいます。

ふくらはぎの怪我やリハビリ、長期の出張もあり、昨夏以来9か月程掛かっていませんでした。

立ち合いをたまに止めて、ダメ出しを受けることができるのは、少人数稽古の特権

先を取ったときの面打ちは真っ直ぐですが、先を取られた後の相面が右手打ちになり、その方向は面ではなく竹刀に向くそうです。

本人にその自覚症状はありませんが「先を取られ、しまった、撃たれたくないとの意識が残ってますよ。」とのお言葉

「撃たれても良いのだ!」と、自らも仲間によく鼓舞していることと自分の立ち合いのギャップに今日は心がやられ、最後に、何本か相面で矯正させていただきました。

稽古後の談笑。先生は「昨夏から私は変わっていますか?」と私に尋ねました。

「攻めを形に表して、相手を動かし起こりを撃つプロセス、理合を稽古されていましたか?」「故に、昨夏の時点では色が消され、精度高く打突も力強かったですが、今日は攻めが右側から現れ、やや打突の精度と強さを欠いていたのかと…」とか失礼ながら総括しました。

「試合中心で色を消す練習ばかりしてきましたが、色を消すことをやめました。」頷きながら笑う先生

「これからも変えることを恐れず進化します。」

八段審査を控えた力強い言葉に、プロ野球の野村監督の「現状維持は後退」との言葉を思い出しました。
タグ:稽古 剣道
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目を注ぐ(8~10回目) [剣道]

体育館の工事が終わり今週から稽古を再開。左ふくらはぎの肉離れからも半年が経過しました。

患部の違和感は引き続き残り、打突時には、回りの筋肉が患部をカバーしているような感覚が続いています。

一方で、リハビリにおいて、ランニングのスピードは負傷前のタイムに戻り、自転車の距離も徐々に延びています。

患部のケアをしながら「打突時の恐怖心に打ち克つ」自分との闘いが続くのかと思っています。

昨日の稽古後の談笑では「目」が話題となりました。

ある先生は、ハードのコンタクトレンズを入れたそうで「痛いし、見えすぎて怖い」と笑います。

以前、上手くならない原因を「目」に押し付け、「私の角膜には不適」と言われながらもソフトコンタクトを付けてみたことを思い出しました。

結局、コンタクトレンズは一時的で終わり、現在は、相手の目や名札の文字が見えない裸眼での稽古に落ち着いています。

「心の目で見ているのだ」と強がりますが、先生のコメントに通じるところがあるのも正直なところです…

また、ある先生からは「利き目はどちらですか?」と尋ねられ、右と答えつつ尋ねた理由を聞きました。

その先生は、素晴らしい戦歴を残されている先生から「構えが右に開いている」との指摘を受けたそうなのですが、本人としては真っすぐのつもり

矯正を受けた後の構えは、本人とって竹刀を左に交差させるような感覚になったそうです。

私から見た場合、手元が緩く構えが低いとは感じますが、右に開いているとは感じませんでした。

その先生の利き目は左。私の所見を聞いた先生の悩みは更に深くなったかもしれません。

視力の矯正をすることなく、ガチャ目で乱視、近視の裸眼で稽古に臨んでいる私。「もしかして、私の構えも…」と考えると、単に、見えすぎて怖いからと言ってられませんね(汗)

目を注ぎます。
タグ:稽古 剣道
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